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お元気ですか?カナコスです。

 

ついに、津和野ゲストハウス計画が

 

動き始めようとしています。

 

 

世界一周より帰国して8年。

 

構想から6年。

 

紆余曲折ありましたが、

 

石橋を恐る恐る叩きながら

 

ようやく橋の上に足を乗せられたのは

 

「どうしても叶えたい未来」への想いが

 

強くなったからだと感じています。

 

             *

 

少しだけ自己紹介的なお話をすると

 

2012年、

 

仕事を辞め、家を引き払い、

 

世界一周の一人旅に出ました。

 

505日間、24ヶ国を巡り

 

素晴らしい景色をたくさん見て

 

多様な生き方に触れ、

 

都会で暮らす人より、

 

水道もガスもないような村で

 

暮らす人のほうが

 

自然と共に生きる知恵をよく知り、

 

家族との絆が深く、

 

屈託ない笑顔を見せてくれた。

 

その時感じたことが、

 

今私が津和野というまちに住む

 

ルーツになっています。

 

 

たくさんの貴重な経験の中でも

 

「もう一度訪れたい」と思うのは

 

優しくしてくれた宿のホストに

 

もう一度逢いたいというまち。

 

インドも、ジョージアも、

 

マケドニアも、ペルーも

 

戻りたいと思うのは彼らに会いたいから。

 

宿での思い出が、そのまちの魅力に

 

直結すると感じています。

 

 

      *

 

2020年、

 

新型コロナウィルスの感染拡大により

 

私たちをとり巻く世界は一変しました。

 

「人との物理的距離」が「心の距離」へと

 

少なからず影響を及ぼし

 

会いたくても会えない、訪れたくても訪れられない、

 

握手して信頼を伝えることもできなくなりました。

 

家族が近くにいる私でさえ、どこか孤独で、不安を感じることも

 

少なくありません。

 

 

津和野という町には、

 

忘れかけた大切な何かを思い起こす

 

不思議な力があると思っています。

 

(世界24ヶ国旅をしたので、ちょっと胸を張って言えます)

 

 

森のにおい、清らかな水、鳥や虫の鳴く声、

 

静寂と、ゆっくり流れる時間。

 

昔ながらの暮らしと、挨拶する子供たち。

 

現代社会で失いつつあるもの、

 

人の生きる根源なるものの尊さを

 

感じながら暮らしています。

 

 

いつか遠くない未来、

 

時勢が落ち着いたときには

 

心揺さぶられるような、

 

胸が高鳴るような旅をして欲しい。

 

 

都会での暮らしに疲れて

 

孤独や不安、心の湿り気を感じる人に

 

「心の空気の入れ替え=窓」となれる宿をつくりたい。

 

そう強く思いました。

 

 

その想いは共に地域に住む人に対しても同じです。

 

ゲストハウスにはカフェラウンジを併設し

 

朝・夕・夜どなたでも立ち寄れる空間を用意します。

 

 

日常の閉塞感から抜け出して

 

「非日常」を味わえる場所であり、

 

「旅人=外の空気」と触れ合う場所であり、

 

「おひとりさま」を堪能できる場所であり、

 

大切な人との大切な時間を過ごす場所でありたい。

 

 

 

ひとりひとりの心、その日の気分に寄り添える

 

そんな存在でありたいと思います。

 

 

「津和野の窓。Tsuwano GuestHouse Project」では

 

2022年のオープンに向けて

 

日々感じたことを記録していくとともに、

 

オープンまでの過程を

 

皆さんと楽しんでいきたいと思っています。

 

 

また想いに共感してくださる方、

 

「一緒に何かやりたい」

 

「居心地のよい空間をつくりたい」と

 

思ってくださる方も求めています。

 

 

この場所があなたにとっての

 

「窓」のような存在になれるよう

 

アイディアを頂きながら

 

一緒に心地よい場所をつくれたらと思います。

 

 

公式ページオープンまでのあいだは

 

Facebook/Instagram個人ページにて

 

お知らせやイベント

 

ワークショップなどの

 

情報を不定期で更新しますが

 

 

 

 

「もっと深く知りたい」

 

「何か関わりたい」と思ってくださる方向けの

 

小さなコミュニティ「Closed津和野の窓」を

 

はじめました。

 

 

 

Instagram非公開ページ「Closed津和野の窓」

 

 

オープンまでの内部プロセス、

 

(アイディア、改装までのようす、カナコスの心模様など)

 

を公式より先行してお話していきます。

 

相談をすることもあるし、

 

皆さんのアイディアも

 

こちらで定期的に募集します。

 

フォローリクエスト頂ければ

 

どなたでもご覧いただけます。

 

 

これからおよそ一年かけて

 

中の片づけ、改修、DIYなどを行う予定です。

 

自分ひとりの力では亀の歩みすぎて

 

気合いを入れるのに気合いが要る!

 

皆さんからの励まし、応援が

 

何よりもの力になります。

 

見守っていてもらえたら嬉しいです。

 



濁流の中を、クロールしている気分。


Now playing : ヤエル・ナイム

「I Try Hard」


    ____ 


この2か月ほど

自分にとって大きな決断が続き

怒涛の日々でした。


人生には定期的に

こういう波が来るのを知っているで

若干の耐性はありましたが、

絶望と希望の繰り返しに

「進撃の巨人」の壁内人類

なったかのような気分でした。笑


ようやく少し先が見えてきたので

今お伝えできる範囲で

綴りたいと思います。



《退職の決意》


津和野に移住してきてから

5年間働いた職場を

8月までで辞める決断をしました。


津和野に移住して間もない頃から

郷土を学び

文化財を活かすということを学び

どのように地域に還元していくか

旅行でいらした方に

これから来るかもしれない方に

どのような言葉でそれを伝えるか

どのように楽しんでもらえるか

考え続けた時間でした。


「あなたと話したおかげで

町の見え方が変わった」

と言ってもらえることが

何より嬉しいことでした。



けれど、最後の1,2年は喜び以上に

苦悩のほうが大きく

妥協したり、諦めたりしなければ

自分を保てないことが多かった。

毎晩布団に入るたびに

苛立ちで眠れない日もありました。


この悩みは町を主語にしたとき

「もっと良くしたい」という

自分なりの正義だったので

悪者になっても、待たされても

辛抱してきた。


けれど、自分を主語にした際に

自分を成長させる種の悩みではなく

自己犠牲と成果があまりにも

比例しないと感じたため、

一年近く悩んだ末

今回の決断に至りました。



とはいえ、これまで5年間

多くの方に出逢い、

町の歴史文化、知恵を教わり、

町の息づかいを感じながら歩めたことは

これから暮らしていくうえで

大きな糧になりました。


お世話になった皆さまに

この場をお借りしてお礼申し上げます。



《母の入院と緊急手術》

末期ガンで一度は覚悟してくれと

言われたこともある母は

数年後すっかり回復して

隣町の益田に引っ越し

働けるほどになっていました。



しかし春になってまた調子を崩し

「このままでは大好きな

温泉に行けなくなるかも」と

悲しんでいたので

今のうちに温泉に

たくさん行こうと決めていました。


5/13が母の誕生日だったので

その日は一緒に近所の温泉に

一泊旅行をする予定でした。



ところが私がちょうど扁桃炎になり

発熱もあったため、

1人で行ってもらうことに。

誕生日に一人で行かせて申し訳ないなと、

来月には一緒に行こうと話していたのも

つかのま。


その数日後に緊急入院の知らせ。

隣町まで車を一時間走らせて駆けつける。

痛みで10歳くらい老けて見える

何とも弱々しい母に、3分ほど声をかけ

今は基本面会が出来ない時世のため、

手続きを済ませ帰りの途に着いた。 



ところが帰路また病院から電話があり

これから緊急手術をするから

もう一度戻って欲しいとのこと。


17時に病院に戻り、

先生の説明を聞き

同意書などを書き

いつどうなるかわからないまま

ひたすら待つ。

結局手術が始まったのは20:30

終わったのは深夜1:30

5時間にもわたる大手術でした。

一命は取り留めたものの

当面、もしかしたら一生、

身体に器具をつけた生活になるため

温泉は行けなくなってしまった。


何よりも温泉が好きな母と

一緒に温泉に行ってあげられなかったこと。

悔やまれてなりません。


それでもあの時のお医者さんの決断で

今は無事に回復していて

あの時躊躇していたら、

最悪の結果もあり得たようでした。

常に最善を選択していく医療の世界の

難しさと偉大さを感じました。



《新しい生き方》


自分の話に戻ります。


退職後一年ほどは、

「現代版百姓」のような

暮らしになりそうです。


百姓=農家になる、という意味ではなく

自分の出来ることをジャンル問わず

個人のお仕事としてお手伝いする、

「何でも屋」みたいなことです。



今お話を進めているものは


食堂の立ち上げ


チラシなどのデザイン


サイクリングツアーガイド


まちの定点コンシェルジュ


などを考えています。


他にも

農作業も好きだし、単純作業も好き。

人と話したり、出逢いを手伝うのも好き。

旅人をもてなすのが一番好き。


自分のできることを

きちんと仕事にして生きていけるよう

精進していきたいです。

決まり次第またお話できればと思います。



《夢の灯火》


もともと6年前から考え続けてきた

「津和野で宿をやりたい」という夢も

同じタイミングで動き始めています。


今はまだ途中の段階ですが

例えるなら

今まで経験したことのない

球種の数々。しかも超速球。

それらを出来るだけ振り遅れないように

投げられたボールは

最低でもバットに当てられるように

想定して、準備して、

それでも想定外のことが起きて

あとは自分の覚悟と決断力しだい。


こちらはまだ

現在進行形なので

成果が出ましたらまたお話させてください。



《総評》


起こった出来事の8割は

自分が堰を切ったために

怒涛のごとく溢れ出た流れで

さらにそこに神様から

大雨というサービスももらって

濁流の川をクロールしてる気分。


もっと楽にチョロチョロ流すことも、

船に乗ったまま上手に漕ぐことも

出来たような気がするけれど、


溺れかけながらも必死で泳いだことが

いつか自分の肥やしになればと

期待も込めて、飛び込みました。

そして、負けじと泳ぎ続けます。


溺れてるのを見かけたら

気が向いたら

手を差し伸べてやってくださいね。



《余談》


退職を機に「酢屋」の苗字は封印し

「齋藤香菜子」として名乗ります。

もう苗字変わって5年経ちますが笑。


島根のお友達は

「スヤ」で呼ぶ人が多かったのですが

出来ればこれからは「カナ」のほうで

呼んで頂けると嬉しいです。


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