大きく息を吸って。
吐いて。
すこし前の休日には、仲間と島をまわったりした。
対岸に見えるのは、日本最北端の島、礼文島(れぶんとう)。
いくらでも時間があるような気がした。
旅をしていたあの頃は、
一日一日があっという間だった。
1分に追われる日本での暮らしは、
一刻一刻が長く濃く感じられる。
なぜなんだろう。
どちらが「豊か」だと言えるのだろう。
いのちのかげ。
余計なものが少ないのが、
島暮らしのいいところ。
ここにはオシャレな服屋さんも、カフェも、
便利な乗り物もないけれど、
そのぶん、些細なことを大切にできる。
心にとっては「豊かな場所」。
もちろん、疲れたり、落ち込んだり、
時間に追われることもあるけれど、
それでも、
この海と、山と、緑と、鳥や虫の声と、
静寂がそばにあることが、
一番の贅沢です。
ユタカナバショ、リシリアイランド。
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