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働いている利尻島の民宿で、

裏庭のスペースを少しだけお借りして、

小さな畑をつくりました。

農薬・化学肥料を使わないのはもちろん、

耕さない、できるだけ自然の力を生かして育てる、

「自然農」の畑です。

普通の畑を知っている人には、

「これが畑?」と驚かれてしまうけれど、

最初に刈った草を上に敷き、

土の乾燥を防ぐと共に、

枯れていく草が養分として土に還り、

微生物のすみかになっていくしくみです。

もともと、山が近いこともあって、

土は落ち葉が積もり、ふかふかと肥えている場所。

植えたのは、はつか大根と枝豆の種。


種を植えてから、

ほとんど日光のない、雨と強風の日が続いた。

だけど植えて2日で発芽し、

4日後には生き生きとした双葉が開いた。

生命の力は、こんなにもたくましいのか。

畑には

アリや、ワラジ虫や、カタツムリやミミズが、

他の草むらと同じように生活している姿が見え、

なんとか自然な状態の土を保てているのだと、ほっとした。


一日に何度も、畑の様子を見に行くようになった。

こんなに小さな畑でも、

毎日同じ姿のようで、日々変化している。

その変化を発見したり、観察したり、考えたり、

試行錯誤するのが、楽しい。

これからどうなっていくのかな。

美味しい野菜ができますように。


Now playing:レキシ「狩りから稲作へ」



大きく息を吸って。

吐いて。

すこし前の休日には、仲間と島をまわったりした。

対岸に見えるのは、日本最北端の島、礼文島(れぶんとう)。


いくらでも時間があるような気がした。

旅をしていたあの頃は、

一日一日があっという間だった。

1分に追われる日本での暮らしは、

一刻一刻が長く濃く感じられる。

なぜなんだろう。

どちらが「豊か」だと言えるのだろう。


いのちのかげ。


余計なものが少ないのが、

島暮らしのいいところ。

ここにはオシャレな服屋さんも、カフェも、

便利な乗り物もないけれど、

そのぶん、些細なことを大切にできる。

心にとっては「豊かな場所」。


もちろん、疲れたり、落ち込んだり、

時間に追われることもあるけれど、

それでも、

この海と、山と、緑と、鳥や虫の声と、

静寂がそばにあることが、

一番の贅沢です。

ユタカナバショ、リシリアイランド。

Now playing:Beatles「Yesterday」

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